銀座の、あの映画館でみた。わたしは、この映画をみて、心を打たれ、それから今までは考えもしなかったキリストのことを考えるようになった。夢にもキリストが出てきた。彼の手には穴が開いていて、わたしは、塞ぎたいと思った。彼はわたしに何か言葉をかけてくれたけれど、わたしは「身を粉にして這いずりまわらなければ、できない!」と異を唱える。そうすると、わたしは粉になり、土になって、彼の手に吸い寄せられていった。キリストの手の穴は、そうして埋まった。